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『要注意』のハワイ本

これはMaui Revealed(英語のみ) という本です。

ちなみにこのシリーズ。他にもKauai, Big Islandバージョンもあり、"Oahu Revealed"というオアフ島版も10月に出版予定なんだそうです。著者はAndrew DoughtyさんとHarriett Friedmanさん。十数年前にKauai島に移住した方達だそうです。

わたし個人はこの本を読んだことがありませんが、ハワイの本屋さんから入荷拒否をうけたり、ツーリストビジネスをやっている人達から相当ブーイングがでているという代物だそうです。

というのもその内容。他ではいっさい紹介されないような、要するにローカルだけしか知らないような場所が平気で載っている。そして危険な場所(サーフィンポイントとか)や、守られている自然のある地域などがオープンに紹介されすぎて、外部から来たものに荒らされるという心配がまずひとつ。そして、安全な観光スポットではないところにいかれて怪我にあう人達が増えると困るというわkです。

実際にこの人達しか紹介をしていない場所でカリフォルニアからきた男性とその娘さんが波にさらわれ、娘はなんとかレスキューチームに救われたものの、お父さんは溺れて死んでしまったんだとか。

著者は友達に教えてあげるように正直に島のことを書いているだけだ。と強気。でも正直な観光スポットのレビューには『ここはつまらない。行く必要なし』とか、食べ物まずいとか笑えるくらい正直に書いてるそうで、ツアー会社の中にはこの本のせいでダメージをうけたと本気で怒っているところも数々。

う〜ん。欲しい!!(笑)こういう記事が新聞に載る事によって逆効果な宣伝になるってことを知っててだしたのかなー。その辺の事情はわかりませんが、どれだけ細かい情報や普通では知らない情報が載っているのか異常に興味わきませんか??(私だけか?)

英語のみなので、日本語に翻訳すれば意外と売れるような気もします。しかし日本人ってみんながみんなとは言いませんが、結構チャレンジャーな人達が多いので、ちゃんと注意書きとか読まずに危険な所に乗り組んでいって怪我を負ったり、死亡事故にあってしまったら大変ですよね。

あとハワイの人達は色んな国の人や国籍の人達に対してオープンだというけれど、仲間意識が強いのは確か。映画ブルークラッシュみた人ならわかると思いますが、サーフィンとかの『ショバ』取りというか、テリトリーを守る意識とかも実際にすごいんですよね。あとツーリスト価格とか色々わかれている事実。ローカルの友達と一緒だとでてくるメニューと値段が違うんだもん。とはいえ、うちの旦那がローカルな顔してるので旦那のおかげで一緒にいるとなんだか妙に待遇がよかったりもするんですが。。(微妙な気分です)あと私はちっともローカルっぽくないと思うのに、結構いろんな店で(洋服屋さんとか)お店の人が住人だと思うようで、すぐにメンバーズカードをくれます。『1年無料でポイントたまったら何%discountになるからはいっときます〜?』みたいな。。あと、そうですね。。クーポンとかサンプルとかどっちゃり。一緒にわたしと前にハワイに行った友達が外からその様子をみてて、『いいな〜。なんでそんなに英語はなせるだけでいきなり待遇が違うわけ??ずる〜!』と言われたので、サンプルをわけてあげました(笑)。ごっ。ごめんなさい。でもよーく考えると不思議なことですよね。とはいえ、暮らしの水準や、Incomeは低い中、モノは高い。そんな中で生きて行くには必然的なことなのかと思うと、う〜ん。。微妙な気分です。

でもハワイは観光業がメインなんだから、私も住人となれば『みなさんど〜んどんお買い物していってお金をおとしていってくださ〜い。でないとわたし生きていけませんから〜』って思うようになってしまうのかなあ。。

自然を守る為に観光客をむやみやたらに寄せつけないっていう気持ちは当然かもしれないと思います。でも普通とは違う旅がしたい。って純粋に思う人達に場所を公開しない。教えないっていう保守的な行動はどうなんでしょうか。日本は観光客(ま、日本自体観光がメインの国ではないけれど)に教えない場所や情報の規制をしているでしょうか。でもそれは守るものが少なくなってきているからなのかしら。。

とりあえずOahu Revealedが10月にでたら買おうと思います。他の島はわたしはBig island以外いったことがなくて、これからの課題なので、行く時がきたら研究しようと思いますが興味がある人は一読いかが?(結局勧めてんじゃん!!!)
by sachiuchida | 2004-05-24 03:26


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